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福岡市でも公営合葬墓建設の検討が始まる

福岡市が、3か所ある市立霊園に、多くの人の遺骨を一緒に埋蔵する「合葬墓」を建設することの検討を始めています。

 

基本構想策定費として2017年度の当初予算に500万円を計上し、7月に有識者委員会の初会合を行っています。
市民の理解が得られれば、2019年度に市立霊園の一角に合葬墓の建設に着手したいということです。

全国の公営合葬墓

全国で最初にできた公営合葬墓は、平成5年に開設された神奈川県横浜市にある日野公園墓地の合葬式納骨施設だそうです。

 

東京都と20の政令市のうちの13市ですでに合葬墓が導入されています。

 

札幌市    1か所 埋蔵可能数 12,000体
仙台市    1カ所         800体
さいたま市  1か所        1,200体
千葉市    1か所        24,000体
東京都    7か所       224,852体
横浜市    3か所        21,000体
相模原市   1か所        5,000体
新潟市    2か所        2,300体
静岡市    1か所        3,000体
浜松市    1か所        2,000体
大阪市    1か所        24,200体
神戸市    1か所       
岡山市    1か所       
広島市    1か所        10,000体

公営合葬墓と永代供養墓はどう違う?

宗教法人が運営する「永代供養墓」も「公営合葬墓」も、承継者の必要のない、合葬式の納骨施設であることは同じです。

 

宗教法人が運営する永代供養墓の場合は、契約内容に、墓所を管理するだけではなく、供養するという宗教的行為も含まれます。

 

一方、公営合葬墓の場合は、遺骨の管理はされますが、供養というような宗教行為は契約内容に含まれません。

 

そのため、公営の霊園に作られるものは、宗教的意味合いを含む「合祀」や「永代供養」などの言葉を使わずに、「合葬墓」と呼ぶそうです。

公営合葬墓の特徴

公営の合葬墓は、おおむね次のような特徴を持っています。

 

【承継】
承継を前提としない共同の墓。
墓を継いでくれる人がいなくても利用できる。
生前に申し込むことができる。

 

【改葬】
合葬は、埋葬や納骨する際には他の遺骨と一緒に埋葬するものなので、ほとんどの場合、後から改葬するために遺骨を取り出すことは出来ない。

 

【墓参、供養】
納骨堂とは異なり、施設内に入って墓参することはできない形式のものが多い。
年に1回など墓地管理者による献花が行われるところもある。

 

【使用料、管理料】
公営の場合、多くは使用料は安価で、管理料は不要。

 

【施設の造り】 様々なものがある
・慰霊碑型・・合葬室の上などに様々なモニュメントを配しているもの。
  東京都小平霊園、横浜市、さいたま市、千葉市、相模原市、大阪市、岡山市、広島市
・自然葬型・・樹木をシンボルとしているもの。
  東京都小平霊園、横浜市、新潟市
・永年納骨堂型・・合葬用のカロートを備えた納骨堂。
  札幌市、静岡市、浜松市
・個別集合墓・・巨大墳墓に個人専用の個別カロートを備えたもの。
  仙台市
・区画型合葬墓・・区画を分けた個別カロートを備え、規定年数経過後に合葬用カロートに
 合葬するもの。
  神戸市
・立体式墓地・・地上カロートに骨壺を収蔵し、規定年数後に地下カロートに合葬するもの。
  東京都立青山霊園、谷中霊園

 

【埋蔵方法】 二つの方式がある
・施設への納骨後、すぐに他の遺骨と一緒に合葬する方式
・最初は個別に埋蔵し、一定期間経過後に他の遺骨と一緒に合葬する方式

市民のニーズに合わせ、増える選択肢

葬送や墓地についての考え方も、多様になってきました。

 

公営合葬墓は、承継者の有無に関係なく使用料も安価ですが、申し込みの際には、その施設を開設している自治体に在住していることなどの条件があります。

 

個人や家庭の考え方や事情にあう、葬送やお墓の形を見つけていくためには、情報収集も大切ですね。

 

※「福岡市立霊園における合葬墓等構想の検討資料」はコチラ
 全国の公営合葬墓の写真や価格等の比較表も載っています。

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