LGBTとは
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を並べたもの。
一方、セクシャルマイノリティは性的少数者と訳され、LGBTより広い概念となっています。
一般的に、人には@生物学的な性、A性的指向(誰を好きになるか)、B性自認(自分はどの性別で生きていきたいか)の3つがあると言われています。
レズビアンは女性の同性愛者、ゲイは男性の同性愛者、バイセクシャルは両性愛者、トランスジェンダーは、自分が生まれついた性別と社会的に生きていきたい性別が違う人のことです。
そのほかにも、インターセクシャル(性分化疾患、性発達障害)と言われる、先天的に染色体や性器の形状等が典型的な男女ではない人がいます。(2000人に一人の割合で生まれていると言われています。)
また、上記のいずれにも属さないが、典型的な男女ではないと感じている人や性的指向を持たない人もいます。
今求められていることは、「男女」という狭い枠にとらわれることなく、いろいろな人がいるということを認識し、一人ひとりの「自分はこう生きていきたい」という思いを貫けるよう、「共に歩む心」と「支援する仕組み」を社会に拡げていくことだ、と私は思います。
セクシャルマイノリティの人はどれくらいいるの
「あなたの身近に、セクシャルマイノリティの人はいますか」と聞かれた時に、「いる」と答える人は、まだまだ少ないと思います。
でも、電通ダーバーシティラボによる2015年の調査では、人口の7.6% がセクシャルマイノリティであるという結果が出ています。
約13人に一人。一クラス30人の学級なら2人以上のセクシャルマイノリティの人がいることになります。
家族や職場、学校などでの理解や尊重が進んでいないために、事実を隠して暮らしているセクシャルマイノリティの方が多いというのが現状です。
関連ページ
- 世界の同性婚事情
- 世界では、同性婚を合法化する国が増えています。一方日本では、LGBT、同性カップルの婚姻は認められていません。
- LGBTカップル支援
- このページでは、セクシャルマイノリティカップルが、遺言書のほか各種の公正証書を作成することによって、法律婚カップルと同じ様な権利を得る方策について、ご紹介します。